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南フランス7(カルカッソンヌ) [フランス]

少し間が開いてしまいましたが、またフランス話に戻ります。
今回の旅行の第一目的地、カルカソンヌ。


ヨーロッパ最大の中世城塞都市ラ・シテ・ド・カルカソンヌ。

ここは、紀元前6世紀にガリア人が住み着いてから2500年、
ずっと血なまぐさい歴史に色塗られてきた戦略都市。

異国人の侵入を防ぎつつ、イスラムに占領され、フランク族に
支配され、封建時代に公国となり、トランカヴェル王国として
栄えつつも、法皇による宗教弾圧により、アルビ十字軍に制圧され、
フランスの対アラゴン王国として主要な軍事拠点となりました。

フランス人なら、死ぬまでに一度は訪れるという、、なんだか、
日本では日光東照宮のような存在?、、、ちょっと違うな。

封建時代に立てられた建造物が多いせいか、異教審問塔とか、
裁判塔など、恐ろしい名前の建物が並んでいます。

異端裁判の塔(右)と プチ・カニスーの塔(左)

城郭の中は、都市になっていただけあって、とても広いです。
城門をくぐると、土産物屋さんやレストランもあって、一日中、
ワインとか飲んで、ぶらぶらしていたくなるようなゆったりした
空気が流れています。


どんどん上に上がって行くと、素晴らしい眺め。
そうそう、あちこちに、こういう標識があるんですよ。

なんだか、へたウマ系?
落っこちないように、って気遣いなんでしょうけど、
ちょっとホラーな感じがしませんか?
ぎゃ〜〜〜☆☆☆

シテの中で、ランチにします。

赤ワイン              ビーツのサラダ

コルビエールです。
昼間なので、クォーターのヴァンルージュをもらいました。
フランスでは、ほとんど生野菜というものを食べないらしく、
珍しいです。ビーツはもちろん、茹でてありますけどね。

カスレ

シテ名物の豆の煮込みです。


デザートはフランボワーズとバニラのアイス
これ、塔の形のつもりなんでしょうか??

今日は、ここカルカソンヌの三つ星ホテル ドゥ・ラ・シテ に泊まります。

 

シテの中には、お菓子屋さんもたくさんあって、
目移りしてしまいます。

わたしは、フルーツの砂糖浸け菓子を買い込んだんですが、
買うのに夢中で、写真を撮り忘れました、、、。
ものすごく甘かったです。
でも、毎日何キロも歩くので、美味しく感じました。

オーデの門へと続く坂道


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南フランス6(水道橋とアルルのディナー) [フランス]

さて、ニームに移動。
ポン・デュ・ガール

ここはイタリア?ではありません。
ローマ帝国はこんなところまで、上水道をひいていたのでした。


落書き?と思ったら、この石を運んだ石工さんのサインだそうです。


アルルの街で評判のよいビストロに行く事に。
ル・ジャルダン・ドゥ・マノン

昼間、お店の前を通り過ぎると、仕入れに忙しいシェフが。
う〜ん。楽しみ。

アルルのディナー
取り合えず、赤ワイン。
突き出しは、お皿1杯のオリーブ。お酒がすすみます。
◎ヴァンルージュとパスティス

(シャトー・モンペルー2002)    パスティスは、ウイキョウのお酒。
                  
パスティスって、薬草の濁り酒みたい?                 
このあたりのお酒なんですけど、ものすごいクセがあって、
うっ、、、という感じ。ハマるとクセになるらしい。

◎海老のゴマ串焼き醤油ソースパイナップル添え

ここは日本のお洒落な焼鳥屋さん?
竹串は、フランスでは高級レストランでも使われてて、
すでにかなりポピュラーみたいです。
ちょっとジャポネーゼしてますけど、もちろんフレンチです。
ボナペティ♪

◎ホタテのプロヴァンス風

このお店の自慢料理。コキーユ・サンジャック
帆立のダシがソースに溶け込んで、クリーミィー☆

◎鴨のソテーポテト添え

煮詰めた赤ワインが濃厚な鴨の味を引き立ててます。

◎ビーフのパイ仕立てドライフィグソース

干しイチジクのソースが、ベストマッチ♪

◎イチジク入りブリュレ

◎コーヒー風味チョコレートのアーモンドがけ

ちなみにこれ、ご一緒した方のお料理もあります。
味見させていただきましたが、どれも、とっても美味しかった。
評判どおりです。ごちそうさま。


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南フランス5(アヴィニョン法王庁) [フランス]

ランチを済ませて、アヴィニョンの広場に。
この時計台広場は、フランス革命の時、ギロチン台が据えられたりして、
かなり流血のあった場所ですが、今は明るくのどかなレストラン街。
赤い服着たパントマイムのお兄さんが、同じ体勢で立っています。


あら?
子供連れのお母さんが近寄っていって、チップを差し出すと、
ちゃんとポーズをとって、写真に納まっていました。
、、動くんだ、、、。

サンベネゼ橋

ローヌ河の氾濫で、壊れたままです。
踊っている人は、、見当たりません、、。
向こうに見えるのが、法王庁のある町並み。

アヴィニョンの法王庁宮殿

建物の中は、もう何も残っていません。

それでも、法皇のバビロン捕囚時代の気分をちょこっと
味わうために、屋上までランニング。

屋上から、アヴィニョンの町並みと、サンベネゼ橋が一望です。

アルルに戻ります。

アルルの町の清掃車。こんなにちっちゃくて、大丈夫?

ぐるっと歩くと、街のあちこちに、古代劇場や円形闘技場や、
ローマ時代を感じさせる遺跡があって、圧倒されます。

円形闘技場

入場券を買って、中に。

現在は出入り口は一つですが、昔は一度に大人数が出入り
出来るように、あちこちの入り口が全部開放されていたそうです。

石段を上がっていくと、結構高い。

後を向くと、アルルの町並み。

この日、レストハウスで、便利なもの見っけ!

全自動オレンジ絞り器?
飲みそびれてしまいましたが、フルーツ大国ならではのマシーンですね。
日本だと、小売り単価を考えてしまいます、、。

更新が遅くなりました。
仕事が一段落して、ほっと一息です。


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南フランス4(廃虚の町) [フランス]

プロバンスの広大な石灰質砂岩の岩山の上に、20世紀まで廃墟だった
城塞跡があります。
 
レ・ボーの街を歩くと、ちょっと想像力をかき立ててくれるような小路が。

伝説によると、ベツレヘムにイエスが生誕した時に、お祝いをしにきた
東方の三賢人の一人がレ・ボーの美しさに魅かれて住み始めたとか。
ホント?、、ま、伝説ですから。


聖ヴァンサン教会 
街の一番奥、このまわりは広場になっています。

お城跡に入るには、お土産物やさんも兼ねた入り口で切符を買って、
中へ。ぐるっと長い砂利道が続いていて、どんどん上へ。
朝から雨が降っていたので、ほとんど人はいません。

さみしいなぁ。雨の中、お墓に迷い込んでしまいました。

うわ〜吸血鬼が出てきそうな素敵なお墓でした。
しとしと雨にふさわしい、、、。


サン・ブレーズ礼拝堂
ロマネスク様式で、11世紀のもの。


サラセン人の塔から下を見ると、レ・ボーの街が一望できます。
先史時代から人が住んでいたレ・ボー付近は中世初期から異民族の侵入を
防ぐ自然の要塞だったようです。
全体は大きな船の形で、片側は断崖。これは容易に攻められない。
歩く道すがら、いろいろと当時を想像させる武器や、イラスト等が展示して
あります。


再現された投石機           扉をこじ開けるための装甲車


投石機いろいろ             なにがあったか、想像するとコワイ。


城とサラセン人の塔まで続く遺構。
頂上まで、意外と距離があります。
城は13世紀に建って、ルイ11世の時代に返還して、壊されました。
その後、再建しては破壊され、ついにフランス革命からは誰もいなく
なりました。


やっと城の頂上。
死者の街全貌
雨が降っていなければ、もっとゆっくりしていたいロケーションなんですが、、。


レ・ボーの街には、こんないい感じのレストランも。
いい天気ならこんなところで、プロバンスの太陽浴びながら、
ワイン飲みたかった、、、。

ちょっと残念な雨でした。
そういえば、レ・ボーの谷間にはプロバンスで最も美しいオリーブ栽培地が
あります。
収穫は手摘みで、熱を加えずに潰して練り、ザルで絞り取ると言う伝統的な
方法を未だに続けているそうです。
質の高いオリーブ油として、有名な産地です。

アビニョンに移動。

ローヌ川にかかるサンベネゼ橋。
法王庁を通りすぎると、時計広場の周りに沢山、カフェテラスがあります。


屋根のあるところに避難。        とりあえずビエールと白ワイン。


レンズ豆のポタージュ          トマトソース煮込みチキン


フランボワーズとニッキのアイス      今ごろ、雨上がりましたよ。


レ・ボーの城跡から見たプロバンス。
見渡す限りの畑です。


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南フランス3(ちょっと寄り道) [フランス]

寄り道して、モナコ。
国が違っても、フランス国内のように、
自由に行き来できます。


いきなりカジノ・ロワイヤル☆
今度のボンド、結構リアルで、私的には好きなんですけど。
ダイスを振るには少し供託金が必要なので、やめておきます。
それにしても、なぜだか道を歩いている人達が太い?
新興国のお金持ちの方々なのでしょうか。
なんだか、TVのワイド画面を見ているみたいです。


手前の道路は、おなじみモンテカルロラリーの出発地点。
少し先に見えるところがピットです。


まるで駐車場の車みたいにお気軽に、豪華客船が繋留されています。
これらすべて、個人の所有物。

周り中、高級ホテルと高級コンドミニアムだらけ。
大きなクレーンがどんどん新しいビルを建設中。
だんだん息苦しくなってきました。
なんだろう、、こんなに明るいのに
空を感じない、、、。

グレース王妃様のお墓へ。
今も、大量の花束が毎日飾られています。

「裏窓」信じられない美しさでした。
ありがとうございます。


表に出ると、観光用バスが。
赤ちゃんも可愛いっ☆

フランス側に戻ります。
ジャン・コクトーが聖書の物語を壁画に
描いているサン・ピエール礼拝堂へ。

写真は禁止でしたので、絵葉書を買いました。
コクトーさんは絵の才能も素晴らしかったようです。
小っちゃい教会なのに、広い宇宙でした。

ヴィルフランシュ・シュル・メール
保存地区の旧市街を抜けます。


とても短い距離だけなんですけど、
ここだけ空気が重くて、異空間です。
でも、心地よい重さ。生活を感じる空気です。
やっと息が出来る気がします。


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南フランス2(ニースの朝市) [フランス]

ニースは、今オフなので、とても静かです。
オンシーズンになると、見渡す限りパラソルで
びっしりと埋め尽くされます。

周りは、高級ホテルが並んでいます。
甲羅干ししているのは、外国の観光客?

海岸そばには毎日、朝市が。
新鮮な生鮮品が揃います。
長期滞在者も、これなら安心?

最近は、フランスのお母さん達も忙しいので、
冷凍のフライフィッシュとポテトが家庭料理
の代表になりつつあるらしいです。
でも、こういう市場を見ると、ホッとしますね。


産地が印刷されたお肉。        きのこ〜!!生ポルチーニうまそ〜☆
今日はジビエ料理にします?


フルーツは、種類が豊富で新鮮。    野菜もいっぱい。トマトはがっしり☆


ものすごい量のオリーブ。
南フランスでは、オリーブもオリーブオイルも
いっぱい使います。ラテン系なんだって。
      

香辛料も沢山揃ってます。       オリーブオイル、たっぷりかけます。
                   


特筆すべきは、塩。
産地が近いので、なんでもあります。
ボンジュールマダム。これちょうだい♪


絵も売ってます。生鮮品とキャンバスが
並んでいるのは、フランスならではかな。

主食、パンとワインはかかせません。

フランス人の副菜は、チーズと果物?
サラダとか、温野菜も食べないみたいですよ。
野菜は沢山売ってるけど、レストランでは
付け合わせにすら出ないのです。
スープやソースになっちゃうのかな?


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南フランス(鷲の巣村) [フランス]

山を登ると、そこは中世でした。

ニース近郊の山のてっぺんに、ちっちゃな
城壁の村が点在しています。
中世から第一次世界大戦まで、敵の侵入を
防ぐために作られた要塞の村々を鷲の巣村と
いい、そのなかの一つ、エズです。
ちょっと迷路っぽくなっていて、往時の雰囲気が
味わえます。


ここはどこ?             迷うのも楽しい。


ここ上がったら、どこに出るの?    要塞なのに、太陽がまぶしい、、。


矢を射たりする穴があったり。     ちょっと曲がると、行き止まりだったり。


ホテルとか、お土産物やさんもあります。

鷲の巣村エズを見上げる。

エズの教会。
うふふ。おもちゃみたいに可愛い。

思わず笑みがこぼれます。

それにね。ほら!地中海が一望できます。

紺碧の海岸(コート・ダジュール)です。

訂正。鷲の巣です。失礼しましたm(_ _;)m。


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