カリブ海の思い出：おかずの森：So-net blog

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カリブ海の思い出　[旅行] [編集]

海が好きだ。

最近は、めっきりご無沙汰になってしまったが、旅行というと、絶対に、
海の近くがいいと思っていた。

シュノーケリングが大好きなので、どこへ行ってもすぐに潜れるように、
マイマスクと足ヒレは、いつもトランクの中に忍ばせていたので、いつでもオッケーだ。

Swallowのイエローフィンは、軽くて持ち運びもしやすく、裸足に履ける。
小さいが力持ちなので、大のお気に入りだった。
これがあれば、水深10m程度までなら、重いタンクしょってダイビングなんて
しなくても、海底まで十分に楽しめる。

古い話で申し訳ないが、15年前の10月、メキシコに行った。

あちこちの遺跡を旅した後、カンクンでくつろいだ。

カンクンは外国から来るリゾート客用に、どこに泊まっても、目の前が海だ。

街のモールのツアーセンターに出かけていって、バス券やフェリー乗車券を
購入して、トゥルム、シェルハ、コスメルなどに行った。

カンクンのフェリー乗り場の近く。

トゥルムは、アステカの遺跡などが点在する海岸線にある。

このすぐ横が、カリブ海だ。
トゥルムに更衣室やシャワーはなかったが、水着は着て来れば泳げる。

歴史的な遺跡を見ながら、海水浴も出来るという、欲張りさんには、もってこいの場所。

なかでも、イスラムへーレスの南端、ガラフォン海洋国立公園は素晴らしかった。

海の中の写真がないのが残念だが、透明度も良く、魚影が濃く、美しい珊瑚も
多種にわたっていた。

珊瑚といえば、沖縄慶良間諸島の美しさときたら、天国のようだった。
見渡す限り続くテーブル珊瑚は、まるで極楽の満開の蓮の花のようだったのだ。
ここのところ、温暖化が進んで、沖縄の珊瑚もかなり大変な状況のようだけど、
流れの速い慶良間は、大丈夫だろうか。

沖縄は紫やブルーの珊瑚も多くて、青を基調色とした極彩色なのと比べて、
カリブ海は、オレンジ色、ブラウンなどの暖色系が多いように感じた。

なんとなく、アランドロンの「冒険者達」（地中海か？）や、古いハリウッドの
スパイ映画で見た海の中と珊瑚がオレンジ色だったのが、思い出された。
（スキューバじゃなくて、アクアラングと呼んでいた頃ね）

あ！、、たとえが古かったけど、デカプリオのタイタニック（カリブで撮影した）
とか、ザ・ビーチとか、最近の映画だと、珊瑚が映っていなくて、なんとなく
青い印象がある。

カリブの映画、なにか他にあったかな？

魚も、カリブ海は固有種が多く、世界にここでしか見られないものが沢山いる。
サイズも50cmから1mとビッグスケールのカラフルな熱帯魚たちが、のんびりと、
すぐそばを通り抜けていく。
浦島太郎になってしまいそうな、おとぎの国だ。

このころ、デジカメを持っていたら、撮りまくっていたのだが。
楽しくて、日中は一日中、ほとんど海から上がることなく、海の中を眺めていた。

最後の日、ホテル前のビーチで泳いでいたら、水深３m位の岩陰に、
伊勢エビが５尾くらい隠れていた。砂浜から少し深くなっているところで、
泳いでいる人もなく、取る人がいないので、かなり大きいサイズだった。

ホテル前は、たいてい砂浜なので、珊瑚がなく、通常、魚も小さいものしか
見られない。こんな面白いものがすぐ近くで見られるなんて、びっくりだ☆

実際に、海の中にいるのを見たのは初めてだったので、長い時間観察していたら、
伊勢エビ君は「こっち見るな！」って神経質な表情でこちらを見ていた。
魚たちも、いろんな事考えてるんだよね、、なんて、思ってしまう。

ダイビングしている人も「魚さんにはいろんな性格もあって、人格（魚格？）も
あるね」と言っているが、大抵は魚料理が大好きだった(^^ゞ

でも、最近は、魚を食べない人が増えているらしい。
ダイビングする人も、「可愛いから食べない」人が増えているのだろうか。

遠い日の、思い出話でした。。。